ワークショップ報告

活動内容
▼ ワークショップ報告昨年11月、北海道男女共同参画道民フォーラム(主催:道女性室)が開催され、AWNも他5団体と共にワークショップを開きました。 フォーラムのテーマは「今、力を付けるとき-地域から男女共同参画を考える-」。 私たちは「暮らしの場面で考える男女の平等と共同参画」と題してオリジナルシナリオによる6つの場面のロールプレイを行いました。

 

当日は来場者が約90人ほど。ステージは設けず、同じ高さの床でしかも観客のすぐ目の前で演じたうえ、何人かの方には出演をお願いしました。 各ロールプレイ終了後、提示された問題について、演じる側と観る側双方から活発な意見や質問が飛び交いました。 以下は「介護福祉士愛ちゃんがいく」で愛ちゃん役を演じた川名さんのレポートです。 またAWNが作成したシナリオ集「ロールプレイで考える女性の問題」は、いつでも増刷可能ですので、 必要な方は事務局までお申し込みください。 様々にアレンジして地域バージョンを作ってみるのもおもしろいと思います。

(事務局/S)
AWN主催ワークショップに参加して           S会員

2000年11月17日に「かでる2・7」で開催された女性フォーラムにおいて、私達「AWN」のメンバーはロールプレイ(役割演技法) を用いて参加者の皆さんと女性に関する問題を考えてみた。題材を介護問題、ドメスティック・バイオレンス(D.V)、 職場環境、育児、地域通貨の5つにしぼり、メンバー達がオリジナルのシナリオを書き下ろした。参加者の方々にも飛び入りで演じていただき、 後半の座談会では感想、御意見等を頂いた。

今回の女性フォーラムは同時進行の行事が多く、私達のプログラムにどれだけの方が関心を示して下さるか、幕が上がるまで不安であった。 しかし、期待を上回る数の方々で会場の椅子が埋められた。男性の姿も数人見られた。 第一場の新米ヘルパー役の私は、台本片手に、嬉しさに少し興奮しながら、正義感あふれる愛ちゃんの設定はおそらく20歳位と思われたが、 頑張って若づくりで変身した。 参加者の中からは、育児に悩む女性の役、D.Vの被害者の役、また若い男性が介護を受ける高齢者の女性の役に挑戦するなど、 積極的な御協力を得る事ができ、感謝している。 皆さん役者ぞろいで、私は控えのホワイトボードの影で何度も「うまい!」と驚きの声を上げた。

ロールプレイによる具体的な問題提起に意見を出しやすかったのか、次々とお話を伺う事ができた。 台本への御質問や御意見も頂き、今後の参考にもなった。 座談会の時間をもっと長くして参加者の方々の御意見をもう少し十分に頂きたいという反省を個人的には持っているが、 最初の試みとしては、実り多いものであったと思う。

我が国でも90年代に入り雇用機会均等法など性差別是正法の修正が行われてきているが、実社会での法の適用となると馴染みが薄い。 それは私達と法律との距離が遠い事に起因している。 私達が法律についてもっと知り、また、もっと簡単に法律を利用したり、実社会の環境に実践的戦略として適用されるように望む。 性差別が人権問題であり、人の平等に関わる問題であることを認識すべきである。 この度私達はワークショップの形で、参加者との共同製作によるロールプレイという作業を行い、意見交換を行ったが、こうした具体例を提示することにより、 人権という大きなテーマも、一つ一つの身近な問題と受けとめて、皆さんと考えていけたらと願っている。