国連女性2000年会議報告

活動内容
▼ 国連女性2000年会議報告                        長谷川 静 

 

6月5日から9日までNYの国連本部周辺は、世界各地からの約1万人もの女性たちで溢れて、 近隣のビルの中では、会議を刺激するかのように、あちこちでNGOのワークショップが開かれました。

 

女性2000年会議は、「北京会議」の貧困・教育・暴力・武力紛争・など「12の行動綱領」が各国政府によって、 どこまで実施されたかの報告と評価、そして、それをうけて今後、 男女平等社会を実現するためにどうしていくのか、 という更なる検討がなされました。

 

初日は、ヒラリー・クリントン米大統領夫人が演説、「女性は立ち上がり、女性の地位向上の旅を、 一緒に続けよう・・・・」と呼びかけました。 会議のUP・DATEの情報は、日本政府のブリーフィングが3回開かれて伝えられました。 連日、夜中まで会議が続き、なかなか合意が得られない様子でした。 この5年を振り返って先進国と開発途上国の状況は格差が広がる一方です。 いまだに女児のFGM(性器切除)がなされたり、持参金が少ないといって殺される花嫁がいたり、 戦争の犠牲になる女性もたくさんいるという現状が報告されました。 状況が知らされ、新聞紙面に、「北京-5」とか、「Snail’s pace」という言葉で報道されていました。 それでも、やっと最終日の6月9日に女性の人権向上と男女平等の社会実現を目指す「成果文書」が採択されました。

 

さて、私は、北京会議の時のようなNGOの公式な受け入れがなかったものの、 HKWの主催する「JAPAN GLOBAL FORUM」に参加することを目的として渡米しました。 国連ビルの真向かいのビルで6日間、「報道」「和平」「開発・女児」「加齢」「男女平等」「NGO」をテーマに基調講演、 パネル・ディスカッション、さらにNGOのワークショップと連日びっちりのスケジュール。 約350人の日本女性たち、また世界各国からの女性も加わって、討論し、 それぞれの国々の女性の置かれた状況を確認し合うことができました。

 

ワークショップでは、日本各地から、また米国のNGOも参加して、活動報告やパフォーマンスがありました。 多くの女性たちが手を組んで活動をしていること、また、ワークショップはけっして特別なことでなくて日常の活動の延長上にあること、 そしてそういった活動こそが北京からNYへの歩みであり、運動を押し上げてきたことを実感しました。 さらにこのNGOの活動はNYから、21世紀の女性会議に続いていくだろうと確信しています。 フォーラムの最後は「Be courageous 勇気を持って」ということばで締めくくられました。